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実践講座「ケアとアートをめぐる諸問題を共に考える」 2022/02/21

Text by kubota

レクチャー イベント

2022.2.21

「ケア」と聞いてあなたが思い浮かべることはなんでしょうか。あなたやだれかが実際に関わっている育児や介護、障害福祉、セルフ・ケアなどの現実でしょうか。ケアは、そうした具体的な生活に関わるとても個人的なものかもしれません。しかし同時に、ケアの思想は、個と集団の関係についての再考を促し、個人主義の解体や民主主義の問題にも接続する、幅広いものでもあります。
私たちが日々経験している/するかもしれないケアをめぐる問題の共有と交換ができればと思っています。それらは今後、art for allとして長期的に取り組む課題にもなります。今回のイベントはその第一回目です。

2月21日のイベントではケアをめぐる基礎的な考え方や実践をゲストのレクチャーを通してみなさんと共有しました。岡野八代さんは「ケアの倫理」について政治思想史とフェミニズムによって再定義し、資本制、家父長制への対抗原理として示しました。奥山さんはSW/AC​にいたるまでの自身の活動をふり返りながら、​福祉とアートをつなぐ実践的な議論を展開しました。​​堅田​​さんにはケアインカム、ストライキ、せーファースペースという三つのキーとなるケアの実践について、自身の経験を踏まえて語っていただきました。
3月22日のイベントでは、前回イベントを簡単にふり返った上で、個別のテーマに分かれた意見交換会を行いました。子育て、介護、セルフケア等のテーマを設けブレイクアウト・ルームに分かれ(オフライン会場のありました)、参加者同士で緩やかに語り合う場としました。普段なかなか話すのことのできないケアをめぐる現実的な悩みを交換する場面が多くあり、今後も継続して意見交換の場を設けたいと思いました。

ケアをめぐるレクチャー

<ゲスト>
岡野八代(西洋政治思想史・フェミニズム理論/同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授)
奥山理子(Social Work / Art Conference ディレクター)
堅田香緒里(社会福祉学、福祉社会学/法政大学社会学部教員)

<モデレーター>
田中功起(アーティスト)

日時:2022年2月21日(月)日本時間13:00〜16:00
アーカイブ配信期間:〜2022年3月31日(木)
場所:オンライン

ケアをめぐる情報や意見の交換

いくつかのテーマのグループに分かれて、いろんな情報を交換したり、ひとりひとりの意見を聞いたりするオンラインイベントを開催しました。

日時:2022年3月22日(火)日本時間20:00〜22:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)、オフライン(YAU Studio @ 有楽町ビル10F)

<当日の予定>
20:00-20:20 前回の振り返りと今回のグループの紹介
20:20-21:40 それそれのグループでの話し合い
21:40-22:00 今回の感想と今後のお知らせなど

<グループ>
▼オンライン(Zoomミーティング)
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アーティストと「子育て」
モデレーター:岡田裕子(アーティスト)、田中功起(アーティスト)、村上華子(アーティスト)
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アーティストと「介護」
モデレーター:大小島真木(アーティスト)、白川昌生(アーティスト)、森山晴香(アーティスト)
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アーティストの「セルフケア」
モデレーター:笠原恵実子(アーティスト)、川久保ジョイ(アーティスト)
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▼オフライン(YAU Studio @ 有楽町ビル10F)
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アーティストと「子育て」「介護」
モデレーター:高屋永遠(アーティスト)、深井厚志(編集者)、山川陸(建築家)
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有楽町アートアーバニズム「YAU」
https://arturbanism.jp/

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