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一年間の活動報告とアートの環境を改善するための意見交換イベント【art for all フェス】

Text by kubota

イベント

2021.7.18

2021/7/18、一年間の活動報告とアートの環境を改善するための意見交換のイベント「art for allフェス2021」を開催しました。
イベントの前半は各担当者からイベントや調査などart for allが行った活動を詳しく報告し、
後半は

  • 「報酬等のガイドライン作成に向けて」
  • 「生活と移動」
  • 「『美術』について話そう! 」
  • 「別の働き方を求めて」
  • 「なんでも相談」

のグループにわかれて意見交換を行い、最後に今後のart for allの方針などを全体で話し合いました

<トピック別の屋台>
▼「報酬等のガイドライン作成に向けて」屋台
日本のアートの現場では、未だアーティストへの報酬や賃金に関するガイドラインはなく、報酬も賃金も予算に計上されない事業が数多く実施されています。この屋台では、アートを巡る労働環境について考え、環境を改善するためのガイドラインや契約書、ユニオンといった具体的な取り組みに向け話し合います。海外のガイドラインの実例やユニオンなどについて詳しい方もお招きし、集った方々と具体的な実践に繋がっていくようなミーティングを目指しました。

▼「生活と移動」屋台
アーティストはさまざまな事情、動機によって活動拠点を選んできました。いまコロナ禍において移動が制限されている中、留学やレジデンスが延期/中止になってしまうケースが、とくに若い世代に多く発生しています。生活する場所が家族との関係や活動のスタイル、考え方、アウトプットに及ぼす影響は少なくありません。拠点選びや移動することについてあらためて考え、経験や知恵を共有しました。

▼「『美術』について話そう! 」屋台
アートをめぐる環境改善が中心的話題となるart for allにおいて見過ごされがちなのが、私たちに一番深く関係する美術作品や美術史、美学理論についてではないでしょうか。これまでart for allで提起してきた様々な社会問題同様、美学もまた歴史的に構造化された体制として存在しています。西洋言語の訳語として明治期に登場した「美術」、そして元来軍事用語であった「アバンギャルド(前衛)」。わたしたちが携わる美術の背景に存在する構造や美学理論とは何か。ここでは過去と未来の「美術」について皆で話をし、どのような変化を私たちが願うのか語り合いました。

▼「別の働き方を求めて」屋台(事前登録制)
立場の違う人々が、過去に経験したブラックな体験や、搾取の現状を腹を割って共有し、今まで見えなかった問題点をお互い認識する機会を作りたいと思っています。そして、良い芸術によって社会を文化的に育むことだけにフォーカスするのではなく、この実践に関わっている全ての人の生活自体をより文化的に豊かにするような、新たなる働き方を目指すきっかけになることをテーマに話し合いました。

▼「なんでも相談」屋台
他の屋台では扱われていない、アートに携わる仕事をしていて感じた問題や悩みについて話し合える屋台です。例えば、子育てをしながらアートの仕事をする大変さ、画廊との仕事の際に感じられる不透明さやアーティスト側の立場の弱さ、美術の仕事をしながらメンタルヘルスや健康の管理の難しさ、などなど参加者の問題意識を共有できる場です。今後のart for allの活動にもフィードバックします。

<フェススタッフ>
岡田裕子、川久保ジョイ、白川昌生、田中功起、藤井光、村上華子、津田道子、大舘奈津子、小泉明郎、高屋永遠、遠藤麻衣、湊茉莉、深井厚志、クボタノリコ、井上文雄、増山士郎、本間かおり、大小島真木、森⼭晴⾹、笠原恵実子、橋本聡、橘匡子、長尾望、東方悠平、ヒロセガイ(順不同)

日時:7月18日(日)20:00〜22:30 
場所:Zoomミーティング

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