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art for allは、美術分野に関わるすべての人が安心して活動できる環境の実現を目指し、キャリア形成をサポートする講座プログラム「art for all future studio」をスタートします。
このプログラムは、場所を問わず集えるオンラインのシェアスタジオをイメージしており、文化・芸術に関わる仕事を長期的に、持続可能な形で続けていくためのヒントを探る場です。参加者・ゲスト・art for all メンバーがともに学び、考える機会を提供します。
各回では、テーマに沿って第一線で活躍する専門家を招き、少人数制の個別相談会を実施します。受講者には、まず講師による約20分のレクチャー動画を限定配信します。動画をご覧いただいた後、実践的なオンライン講座にご参加いただく流れです。オンライン講座は1回あたり約1時間半を予定しており、少人数で実施することで、講師への具体的な質問や、参加者同士の意見交換がしやすいインタラクティブな場を実現します。
活動の中で感じる疑問や不安、キャリア形成の課題を、講師や他の参加者と共有しながら、ともに考えていきましょう。次のステップを見据える皆さまのご参加を、心よりお待ちしています。
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講座の流れ
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12月29日〜1月4日にお申し込みいただいた方への確認メールの送信は1月5日以降になります。ご了承ください。
ファシリテーター:art for all スタッフ
第一回のテーマは、「海外展開や国際交流(英語習得、AIR)です。今回は、国内外で長年にわたり多様なプロジェクトを展開し、国際的に活躍されているアーティストの小泉明郎さんをゲスト講師にお迎えします。
たとえば、
といった問いや課題を共有しながら、小泉さんとともに、それぞれに合った次の一歩を探る時間にしたいと考えています。
【 日時 】2026年1月19日(月) or 1月24日(土) 日本時間20:00〜21:30
※いずれかの日時をお選びください
※申込者の人数によって、日程の調整をお願いする可能性があります
【 場所 】オンライン(Discord)
※URLは受講者の方に個別でお知らせします
【 定員 】若干名(先着順)
【 使用言語 】日本語
【 参加費 】3,000円
【 応募方法 】Peatix上の申し込みフォームよりお申し込みください(先着順)
https://art-for-all-future-studio-1.peatix.com
【 講師プロフィール 】
小泉明郎(こいずみ・めいろう)
1976年群馬県生まれ。これまで国内外の多数の国際展や美術館で、大規模なビデオインスタレーションを実現してきた。ビデオ、ドローイング、彫刻に加え、近年ではVRやAIを取り入れた作品を制作。テートモダン(ロンドン)やニューヨーク近代美術館MOMA(ニューヨーク)など世界各地の主要美術館に作品が収蔵。主な国際展として光州ビエンナーレ、シャル ジャビエンナーレ、上海ビエンナーレ、あいちトリエンナーレ等。主な個展としては 「Projects 99: Meiro Koizumi」(MoMAーニューヨーク、2013)、「捕われた声は静寂の夢を見る」(アーツ前橋、2015)、「Battlelands」(ペレス美術館、マイアミ、アメリカ合衆国、 2018)、「Theaters of Life」(デ・ポント美術館、オランダ)等。VR演劇「縛られたプロメテウス」(2019年)は、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門で大賞を受賞。2021年には国際的なアートプライズであるArtes Mundi Prize(カーディフ、英国)を受賞。
ファシリテーター:art for all スタッフ
第二回のテーマは、「ポートフォリオ作成と活用」です。今回は、Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024を受賞されるなど、国内外で高く評価される作品を発表し続けているアーティストの津田道子さんをゲスト講師にお迎えします。
たとえば、
といった声に応えながら、津田さんとともに、自身の表現をより的確に伝えるための方法を探る時間にしたいと考えています。
【 日時 】2026年1月30日(金) 日本時間19:00〜20:30 or 1月31日(土) 日本時間15:00〜16:30
※いずれかの日時をお選びください
※申込者の人数によって、日程の調整をお願いする可能性があります
【 場所 】オンライン(Discord)
※URLは受講者の方に個別でお知らせします
【 定員 】若干名(先着順)
【 使用言語 】日本語
【 参加費 】5,000円
【 応募方法 】Peatix上の申し込みフォームよりお申し込みください(先着順)
https://art-for-all-future-studio-2.peatix.com
【 講師プロフィール 】
津田道子(つだ・みちこ)
アーティスト。神奈川生まれ。インスタレーション、映像、パフォーマンスなど多様な形態で、鑑賞者の視線と動作によって不可視の存在を示唆する作品を制作。2021年より、ランニングを起点とし、ツアーパフォーマンスのようなランニング・イベント「and run」を各地で開催。主な展覧会に、2025年「スペクトラム スペクトラム」(銀座メゾンエルメス)、2021年「アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(QAGOMA、ブリスベン)、2020年「Arts Towada十周年記念 インター+プレイ展 第1期」(十和田市現代美術)、2019年「あいちトリエンナーレ2019: 情の時代」(伊藤家住宅)など。主な個展に、2020年「Trilogue」(TARO NASU)、2017年「Observing Forest」(Zarya現代美術センター、ウラジオストク)など。2013年東京芸術大学大学院映像研究科で博士号を取得。2019年にACCのグランティとしてニューヨークに滞在。Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024受賞。2021年より金沢美術工芸大学准教授を経て、2025年より京都市立芸術大学准教授。
ファシリテーター:art for all スタッフ
第三回のテーマは、「つなぐ!表現の場(DIY思考・行政とお金)」です。今回は、Art Center Ongoing/ Art Center NEWの代表でいらっしゃり、ご自身で運営される施設以外でも様々なアートプロジェクトを手掛けている小川希さんをゲスト講師にお迎えします。
たとえば、
といった声に応えながら、小川さんとともに、表現の場をつくり、続け、次に渡していくための実践的な方法を考える時間にしたいと考えています。
【 日時 】2026年2月7日(土) or 2月11日(水) 日本時間15:00〜16:30
※いずれかの日時をお選びください
※申込者の人数によって、日程の調整をお願いする可能性があります
【 場所 】オンライン(Discord)
※URLは受講者の方に個別でお知らせします
【 定員 】若干名(先着順)
【 使用言語 】日本語
【 参加費 】5,000円
【 講師プロフィール 】
小川 希(おがわ・のぞむ)
Art Center Ongoing/ Art Center NEW代表。1976年東京都生まれ。2008年1月に東京・吉祥寺に芸術複合施設Art Center Ongoingを設立。2025年6月に横浜・新高島駅地下1階にArt Center NEWを設立。地域密着型アートプロジェクトTERATOTERAディレクター(2009年-2020年)、レター/アート/プロジェクト「とどく」ディレクター(2020年-2022年)、茨城県県北芸術村推進事業交流型アートプロジェクトキュレーター(2019年)、など多くのプロジェクトを手掛ける。2016年には国際交流基金のフェローシップを獲得し東南アジア9カ国83箇所のオルタナティブスペースのリサーチ、2021年には文化庁新進芸術家海外研修制度にてウィーンに1年間滞在しヨーロッパにおけるオルタナティブスペースのリサーチを行う。令和6年度 芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞。
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主催:art for all
助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団