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参加イベント
2021.2.1
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、オンラインでの会議やイベントが急速に普及し、それに伴い、これらに対する参加も積極的になっている。特に、社会的な関心が高い、ハラスメントや働き方がテーマを扱うイベントでは参加者は幅広いそうから260人と多かった。これらのイベントでは専門家の知見や現場を知る方からの意見やノウハウが共有され、参加者からは非常に満足度が高かった。一方、美術分野における報酬ガイドラインをテーマとしたイベントなどでは、参加者は60人前後と比較的少なかったものの、後半のブレイクアウトルームでの議論が活発に成り、より深く意見交換や今後のための提案が積極的に行われた。
全体を通して、コロナ禍における美術活動環境の悪化と、つながることの難しさを超えてオンラインで関わりを作り、広がることができる層が積極的に参加して、積み重なる社会的課題に関わる情報の共有、相談、そして諸問題の解決の糸口を探るプラットフォームを形成していく動きを作ることができた。さらに、これまで東京に集中化していたこうした議論やイベント、トークなどに地方から参加できるようになったことも一つの利点として度々指摘された。一方で、オンライン特有の難しさもあった。関わりが一方通行になりやすいことや、情報共有からの次の行動化へのステップにおいてはオンラインでしか会ったことがない人同士の関係性のケアの必要性や、作業する内容の限界も感じられ、こうしたイニシアティブにおける今後の課題も浮き彫りになった。
今後これらを活かしてさらに進んだ活動を展開したい。
http://www.kacf.jp/data/activity_doc/20210207193408_601fc2208453d.pdf